参加アーティスト/平松嵩児

平松嵩児 HIRAMATSU TAKERU

記憶・面影をコンセプトとして、主にテラコッタ(粘土)や
流木で動物を制作。
あらゆる形は最後にはなくなってしまうが、そこには歳月を
経て辿り着く「成った」形があるとして、そうした刹那的な
生命の本質を半永久的な作品に閉じ込めることを試みている。

 

平松嵩児 コメント
自己の制作の主な観点として「自然の力による秩序や摂理」と、
そこに生じる「記憶・面影」というものに注目している。
この根底には、「自然界の全ての形には理由がある」という考え
がある。全てのものは最後には消えてなくなってしまう。しかし、
その間際の形には、これまでのさまざまな記憶と、周りに与え、
周りから与えられてきた力の痕が宿っていると考えている。それ
は 、単に終わりゆく「 死 」の形ではなく 、長い時の流れの果て
に「成った」1つの形、非常に強い力をもった「 生 」を司る形で
ある。
一見すると、作品の様相は、寂しさや崩れ消えてしまいそうな悲
壮感があると見ることもできる。しかし,そんな「生」や「死」、
「有」と「無」の狭間にこそ、より強い存在性が現れると考えて
いる。
消えゆく形を自身の手で再構築するという矛盾を伴う行為に、ど
んな意味が生じるのか。如何なる違いがあるのか。追い求める形
とははなにか  ———— 。作るという行為,素材,生じる形。様々
な問いかけの中で私は作品を作っている。

 

平松嵩児 略歴
1996年 愛知県生まれ
2016年「第5回MAE展」(大学所属コースの学生・教員・卒業生によるグループ展)(三重県総合文化センター/三重)(2017年、2018年、2019年、2020年)
2018年「スタート展 − 芸術学生の行方 − 」(ギャラリーかんしょ/愛知)
2019年 三重大学教育学部学校教育教員養成課程美術教育コース彫刻専攻 卒業
2019年「三重大学教育学部美術教育コース卒業制作展」(三重県立美術館/三重)
2019年「IAG AWARDS 2019」(東京芸術劇場/東京)
2020年「IAG AWARDS 2020」(東京芸術劇場/東京)
2021年 三重大学大学院教育学研究科芸術・スポーツ系研究領域彫刻専攻 修了
2021年「三重大学教育学部美術教育コース 卒業・修了制作展」(三重県立美術館/三重)
2021年「ART FAIR − アートとの出会い − 」(西武池袋本店/東京)
2021年「IAG ARTISTS SELECTION 池袋回遊派美術展」(東京芸術劇場/東京)
2022年「ART FAIR − アートのある日常 − 」(西武池袋本店/東京)

現在 学校法人三重高等学校 美術科常勤講師

1996年生まれ。愛知県出身。

 


平松嵩児「記憶の樹木」〔2021年〕

 

展示会場

> 柳ケ瀬画廊会場                         

> 会期中、加藤栄三・東一記念美術館(岐阜市)でも作品が展示されます

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