GAG2022参加アーティスト/中島淳志

中島淳志 NAKASHIMA ATSUSHI

東洋の最も伝統的な技法である水墨画を用いて西洋文明の
ゆりかごと呼ばれている古代ギリシャ・ローマ文明の遺跡、
遺物を描いている。
双方を深く理解することにより新たな表現を模索している。

 

中島淳志 コメント
現代にとって最も大切な事は『互いに理解すること』です。
私達は多様な歴史、文化、宗教、思考を持って生きていますが、
それらを誇示するあまり多くの衝突が起きています。
それらを大切にすることは重要ですが、それらを理解し合うこと
も同じく重要なことです。
私は、自身の作品が異なる文化圏で互いに理解し合えるきっかけ
になれば良いと考え、東洋の最も古典的な画材で西洋のゆりかご
とよばれる文明である古代ギリシャ・ローマの遺跡や彫刻、景色
を描いています。
従来の水墨画のイメージとは異なる表現方法を採用し、墨の表現
可能な領域を広げ、未だ西洋では正しく認知されていない水墨画
をよりクリアに理解するきっかけとなる作品を目指し、また西洋
の根源、ひいては現在の世界の社会システムや歴史の成り立ちを
日本、東洋の人々に伝える新たな形を模索しています。

 

中島淳志 略歴
1993年 愛知県生まれ
2015年「芸大アーツイン丸の内」GAM賞 受賞
2016年 東京芸術大学卒業、卒業制作が「東京メトロ文化財団賞」受賞
2018年「神 ひと ケモノ」(tmh. gallery/東京)
2019年『月刊美術』新人賞デビュー 入選
2019年「月刊美術 デビュー」(ギャラリー和田/東京)
2020年「六六鱗掬月七百景」(栗林公園掬月亭/香川)
2020年「いい芽ふくら芽2020」(松坂屋名古屋店/愛知)
2021年「ART ART OSAKA」(大丸梅田店/大阪)
2021年「shiro kuro +」(伊勢丹新宿店/東京)
2021年「ART ART TOKYO」(大丸東京店/東京)
2021年 個展「古代ローマの景観」(松坂屋上野店/東京)
2021年「IAG AWARDS 2021」入選
2021年「IIME FUKURAME in Nagoya」優秀賞 受賞
2022年「IIME FUKURAME 受賞者展」(Artgloreux GINZA SIX/東京)

1993年生まれ。愛知県出身。

 


中島淳志「ゼウス神殿」30.5×22.0cm〔2022年〕

 

展示会場

> 十六銀行会場 

> 柳ケ瀬画廊会場

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