GAG2023参加アーティスト/石松チ明

世間的にはよしとされていない多彩な不美に着目し、
不美とされているものたちのきらめきを見出すための
「不美人画」の制作を続ける。
初めに感情を見つけ、その感情を日本画の絵具やペン
を用いて肉付けし、作品に変えていく。

 

石松チ明 コメント
石松チ明と申します。魚座B型、法学部中退です。
「不美人画」というものを描いています。
不美人画とは顔面・内面共に美しくない女の子を画になるよ
うに絵にする試みで、それを筆頭に世間的にはよしとされて
いないあらゆるものたちにきらめきを見出すべく制作をして
います。
そのために大事にしているのは「性死を忘れない」ことと「
弱さを裏切らない」ことです。
画材はペン、日本画絵の具、イラストボードです。
制作プロセスは、まず初めに言葉にできない感情を一つ見つ
けます。私もこれを表現したい、受け手に届けたいと思える
ような感情を拾ったらそれを紙の上に写します。女の子なの
か動物なのかカステラなのか、何を描けばその感情が伝えら
れるのかを模索していきます。記号としてあらゆるものを描
いていって、感情が過不足なく伝わるような作品にします。
受け手の心によりするりと入るように模様や色で装飾します。
それでだいたい完成です。

 

石松チ明 略歴
1994年
うなぎの町、静岡県浜松市に生まれる。
1996年
ちくわの町、愛知県豊橋市に引っ越す。
2009年
9割の生徒が美大に行く芸術科に入学。
2011年
法学部を目指す。
2012年
成蹊大学法学部法律学科に合格。
2013年
司法試験を目指すも頓挫。以降制作を再開。
2017年
イラストレーターとして半就職。するもフリーでやっていき
たくなり退職。本の挿画を目標に画業をはじめる。
同年、初個展「不美人画展」開催。
2018年
「美術新人賞デビュー2019」入選
「第10回アダチUKIYOE大賞」第10回記念特別賞 受賞
「池袋アートギャザリング  IAG  AWARDS  2018」栗原画廊賞 受賞
「KENZAN2018」みうらじろうギャラリー賞 受賞
2019年
「ペーターズギャラリーコンペ2019」大賞(上田三根子賞・藤田知子賞)受賞
個展「不美人画展 東京」(栗原画廊/東京)
2020年
個展「不美人画展 名古屋」(名古屋栄三越/愛知)
「美の起原展」奨励賞 受賞
書籍『名作万華鏡  芥川龍之介篇  杜子春の失敗』(小林泰三著、光文社)表紙絵を担当
2021年
書籍『さみだれ』(矢野隆著、徳間書店)表紙絵を担当
個展「どんなクリスマスだって素敵じゃん」展(浜松アクトタワー/静岡)
「TIS第17回公募」入選
2022年
個展「帰ってきた不美人画」展(名古屋栄三越/愛知)
書籍『飾れる塗り絵 塗り絵アートコレクション』(イニシャルサイト)表紙絵を担当
「第1回  FEI  PRINT  ART  AWARD」入選
「第3回  Gates  Art  Competition」グランプリ 受賞

 

石松チ明「菊さん」
ペン画、36.4×25.7cm〔2022年〕

 

展示会場

> 柳ケ瀬画廊会場

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