GAG2023参加アーティスト/志茂浩和

メディアアーティスト。
メディアコスモスでの展示に因み、架空の出版社
「弁天舎」が開催するブックフェアとして、実在
するかに見える映像作品「弁天様」や「表紙だけ
の架空の本」Fakebook シリーズ120点などを展示
する。

 

志茂浩和 コメント
図書館を主機能とするメディアコスモスでの展示にちなんで
「中身のない表紙だけの本」Fakebookシリーズを120点展示
します。SNSで970万回再生された弁天様とプロのダンサー
を迎えた等身大映像インスタレーションなどを加えて、架空
の出版社「弁天舎」によるブックフェアとして全体を構成し
ます。

2022年後半から注目されているAI画像生成を用いたfakebook
の表紙は、個人の可能性を飛躍的に拡大するという美点と容
易に高度な偽物を作成可能だという懸念を同時に示す概念芸
術であり、表層からイメージした内容を記述いただける参加
型のメディア芸樹でもあります。皆さんの創造力を引き出す
キッカケとなるように、奮って御来場ください。

 

志茂浩和 略歴
1960年
大阪生まれ、門真市育ち、東京八王子在住
1989年
東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻中退
1994年
Sony  Music 主催 DEP での受賞を契機に 3DCG を修得。
同社よりダリの絵画世界をゲーム化した「incarnatia」(1997)を発表する。
以降、CGアニメーション制作に取り組み Siggraph などで発表する。

神戸ビエンナーレ 2007 への出品を機に映像インスタレーションに取り組む。
以降、日本文化の発展的継承をテーマとしながら特撮映画を想起させる仕立て
により観客に現代を俯瞰する視点を提供する。

現在、神戸芸術工科大学教授。

作品展示歴
「六本木アートナイト2018」《 挟まる人》を発表(六本木ミッドタウン向かいビルの隙間/東京)
「六本木アートナイト2019」《囚われる人》を発表(六本木 森ビル周辺/東京)
「道後温泉アート2019‐2020」《13/8 計画》を発表(道後温泉「椿の湯」宝厳寺/愛媛)
「池袋アートギャザリング  IAG  AWARDS 2020」《Rain》を発表(東京芸術劇場ギャラリー/東京)
「門司港アートワーフ 2020」《雨の碑》を発表(門司港駅構内コンコース/山口)
個展「虚人」(2021年、ギャラリー路草/東京)

受賞歴
1998年「incarnatia」Prix Mobius International 審査委員特別賞
1999年「Rocket!」Sillicon Graphics 2000 Club Character+Animation Contest 最優秀作品賞
2000年「Hypokeimenon」Siggraph2000 computer Animation Festival 入選
2003年「MEKARATE」Siggraph2003 Computer Animation Festival 入選
2007年「CGZOO」神戸ビエンナーレ 2007 特別賞
2018年《挟まる人》が第 22 回文化庁メディア芸術祭アート部門審査委員推薦作品に選定
2020年《Rain》池袋アートギャザリング 2020 豊島区長賞 ギャラリー路草賞
2020年《挟まる人》第 21 回 CS Design Award 準グランプリ
2022年《雨の碑》やまなしメディア芸術アワード 入選

 

志茂浩和「弁天様」
映像インスタレーション、サイズ可変

 

《NEWS 1》
開催に先立って、先行展示を行います。
3月23日(木)から4月9日(日)にかけて、
志茂浩和作品1点を展示いたします。

《NEWS 2》
5月に展示される作品「本に挟まる人」の参加者を募集します。
ご参加いただいた方には、事前に組んだセットのなかで撮影を
ご一緒いただきます。撮影画像は後日編集し、5月公開作品の
《本に挟まる人》のなかで使用させていただきます。
開催日時:4月8日9日
応募方法:要・事前申込(https://chouseisancal.com/hiroyasu.shimo

 

展示会場

  > メディアコスモス会場

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