GAG2023参加アーティスト/田村幸帆
室内風景と、黒い犬と白い猫、そして装飾的な模様
によって構成された日本画を制作し、画面に銀箔を
用いることで角度によって異なる見え方をする楽し
さも表現。近年は屋外風景を描くことも増え、新た
な展開を迎えている。
田村幸帆 コメント
大学を出ると同時に家にこもるご時世になり、自然と室内
風景とイヌやネコをよく描くようになりました。
しばらく家に居ましたが、そろそろ窓を開け外へも出て行
きたいな、という気持ちが出てきて最近は外の風景を描く
ことも出てきました。
昨今は絵の具を盛り上げるような使い方をされることが多
いですが、より地と図を重視するためなるべく凹凸のない
フラットな絵作りを心がけています。
また、なるべく動物たちは要素を減らしより印象的に、そ
こに経年を思わせる模様を組み合わせることで ’ 立体 ’ で
ある動物と ’ 平面 ’ である模様の境を曖昧にし、また共に
銀箔を用いることで、角度によって違う色や形の見え方を
する面白さも楽しんでいただきたいです。
田村幸帆 略歴
1992 年
神奈川県生まれ
2020年
東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻日本画研究分野 修了
2018年
「第27回臥龍桜日本画大賞展」入選
「 第45回創画展」初入選(以下第46回、第47回、第49回)
2019年
「守谷育英会美術」奨励賞 受賞
「第45回東京春季創画展」初入選(以下第 46 回、47回、48回)
「第43回三菱商事アート・ゲート・プログラム」入選(以下第45回・第46回)
2020年
「池袋アートギャザリング IAG AWARDS 2020」入選/ギャラリー上り屋敷賞受賞
2021年
「第1回ARTIST NEW GATE」入選
「 第9回美の起源展」入選
2022年
「いい芽ふくら芽in TOKYO2022」入選
現在、創画会 会友
展示歴
2021年
個展「DEAR」(ギャラリー上り屋敷/東京)
2023年
個展「Out of us」(企画画廊くじらの骨/千葉)
田村幸帆「Book」
日本画(紙本彩色)
22×27.3cm〔2023年〕
展示会場
> 柳ケ瀬画廊会場