GAG2023参加アーティスト/中島淳志

普段は古代ギリシャ・ローマの遺跡や遺物を、東洋の
伝統的な技法である水墨画を用いて描いているが、本
展では初めての試みとして日本の風景画を発表。描い
た景色は岐阜を舞台とした文学作品に登場する地で、
過去と現在が交錯する。

 

中島淳志 コメント
今回は岐阜市や岐阜県の風景を水墨画で描くことにし
ました。
私は普段、古代ギリシャ・ローマの遺跡や彫刻を水墨
画で描き、その作品を発表しています。それは西洋文
明の起源であり揺り籠と呼ばれている文明の遺物を東
洋の最も古典的な画材で描くことにより双方に新たな
価値観や互いを理解し合う為の点になってくれたら良
いなと思っているからです。
当展示では初めて日本の景色を描いた作品を発表する
機会を頂きました。岐阜には多くの文化歴史が残され
ており、そこから見えてくる過去の姿は日本人として
自然との向き合い方などを私達に示しているように感
じます。
普段描いているモチーフとは異なるため、正直うまく
描けた自信はありませんが、少しでも私の描いた景色
を見て岐阜の魅力を感じ取って頂けたら嬉しいです。

 

中島淳志 略歴
1993年
愛知県出身
2015年
「芸大アーツイン丸の内」GAM賞 受賞
2016年
卒業制作が「東京メトロ文化財団賞」受賞
2018年
「神 ひと ケモノ」(tmh.&L’INTERIEUR/東京)
2019年
「月刊美術 デビュー」(ギャラリー和田/東京)
2020年
「六六鱗掬月七百景」(栗林公園掬月亭/香川)
「いい芽ふくら芽2020」(松坂屋名古屋店/愛知)
2021年
個展「古代ローマの景観」(松坂屋上野店/東京)
「池袋アートギャザリング  IAG  AWARDS2021」入選
「IIME FUKURAME in Nagoya」優秀賞 受賞
2022年
「ファインアート展」(松坂屋名古屋店/愛知)
「GEISAI#21」(東京ビッグサイト/東京)
個展「ローマ紀行」(八犬堂ギャラリー/東京)
個展「書庫と墨絵」(書庫と〇〇/愛知)

 

中島淳志「名和昆虫博物館」
水墨画(墨・美濃紙)
32×26.5cm

 

展示会場

 > 岐阜信用金庫会場

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