GAG2023参加アーティスト/村田茜

人や静物、風景のモチーフとモチーフの交流を、
絵画やアニメーションを通して描く。
岩絵具の粒子や箔、胡粉の質感を用いて、匂いや
光の温度、時間の手触りを感じられるような、実
感のある画面を制作し続けている。

 

村田茜 コメント
くりかえされる日々に時間の感覚がなくなり、また会おうと
いった人に次に会う時には、季節が変わっていることはよく
あります。飼っているハムスターも、2年でおじいさんにな
りました。上の世代がぽつぽつと亡くなっていき、何も変わ
っていなくみえても、まわりや自分の身体もしずかに衰えて
いきます。なにが本当の時間だったのか分からなくなること
がありますが、絵ができると確実にその時間が塊として存在
するので、安心します。
わたしは人や静物、風景の交流を、絵画やアニメーションを
通して描いています 。岩絵具の粒子や、箔や胡粉の質感を気
に入っています。匂いや光の温度、時間の手触りを 感じられ
るような、実感のある画面をつくっていきたいです。

 

村田茜 略歴
1993年生まれ。千葉県出身。
2017年
「数寄和 ギャラリーへ行こう2017」入選(2018年、2020年)
2018年
東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
「池袋アートギャザリング  IAG  AWARDS  2018」B-gallery賞 受賞
「ヤングアーティスト公募展いい芽ふくら芽」入選
2019年
個展「知らない音」(ぽえむ狛江南口店/東京)
個展「彼らの風景」(B-gallery/東京)
2021年
「清須市  第10回  はるひ絵画トリエンナーレ」佳作 受賞
「IAG ARTISTS SELECTION 池袋回遊派美術展」(東京芸術劇場/東京)
「耀画廊選抜展 – 対の世界 – vol.4」(東京九段耀画廊/東京)
「ライプツィヒ国際映画祭」国際短編映画コンクール部門にて《口をひらく》を上映(ドイツ)
2022年
「スラムダンス映画祭」短編アニメーションプログラムにて《口をひらく》を上映(アメリカ)
「ザグレブ国際アニメーション映画祭」短編コンペティションにて《口をひらく》を上映(クロアチア)
「岐阜アートギャザリング2022」(十六銀行本店会場、柳ケ瀬画廊会場/岐阜)

 

村田茜「来訪」
日本画(紙本着色)
22.7×22.7cm〔2022年〕

 

展示会場

> 柳ケ瀬画廊会場

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