GAG2022参加アーティスト/田村幸帆

田村幸帆 TAMURA SACHIHO

黒い犬と白い猫を主たる画題として日本画を制作。
この二匹に具体的なモデルはなく、作者の中にあるイメー
ジを描いており、瞳や牙などの印象的な部位の増幅が作者
の視線を連想させてくれる。

 

田村幸帆 コメント
大学院在学時から動物をモチーフに日本画を制作しています。
最近は主に犬や猫と室内風景を組み合わせて制作をすること
が多くなりました。
元から関心のあるモチーフではありましたが、コロナ渦の中
在宅することが多くなり、よりペットとしての動物との距離
が近づいたことも要因かと思っています。
昨今は絵の具を盛り上げるような使い方をされることが多い
ですが、より地と図を重視するためなるべく凹凸のないフラ
ットな絵作りを心がけています。
犬や猫の形の面白さ、経年を思わせる模様を組み合わせるこ
とで’立体’である動物と “ 平面 ” である模様の境を曖昧にし、
また共に銀箔を用いることで、角度によって違う色や形の見
え方をする面白さも楽しんでいただきたいです。
ミニ額の作品も在学中から作り続けており、こちらはあえて
岩絵の具の粒子を目立たせたり、盛り上げるような使い方を
して額込みの工芸品のような仕上がりを目指しています。

 

田村幸帆 略歴
1992年 神奈川県生まれ
2018年「第27回臥龍桜日本画大賞展」入選
2018年「第45回創画展」初入選(以下 第46回、第47回)
2018年「藝大アートプラザ大賞展」入選(~2019年)
2019年「第45回東京春季創画展」初入選(以下 第 46 回、第47回、第48回)
2019年「第43回三菱商事アート・ゲート・プログラム」入選(以下 第45回、第46回)
2019年「数寄和 ギャラリーへ行こう2019」入選(2020年、2021年)
2020年 東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻日本画研究分野 修了
2020年「IAG AWARDS 2020」入選、ギャラリー上り屋敷賞 受賞
2021年「第1回 ARTIST NEW GATE」入選
2021年「第9回 美の起源展」入選
2022年「いい芽ふくら芽 in TOKYO2022」入選

現在、創画会 会友

1992年生まれ。神奈川県出身。

 


田村幸帆「Room」33.4×24.3cm〔2021年〕

 

展示会場

> 十六銀行会場 

> 柳ケ瀬画廊会場

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